シニアの定義

シニア [senior] 年長者。上級生。
大辞林でひくと、このように表される「シニア」という単語。もちろんここでの使用は、“高齢者、年配の方の…”という意味合いになりますが。

さて、では、いったい「何歳から」の方をシニアと呼ぶのでしょうか?
政府統計などの公的資料の分類では、やはり「定年時期」である60歳〜65歳あたりをひとつの基準としているようです。
しかし、ゴルフなどのスポーツ界では、50歳以上を「シニア」とすることが多いようです。


…それにしても、60歳と50歳では随分と“ひらき”がありますが…。

そうして考えてみると、この“シニア”という言葉は、単に“壮年”とか“老年”というのとは全く取り扱いの違う単語ということになりますね。
そもそも先進国にあっては、半世紀・四半世紀前とは「高齢者」そのものの質が変わってきています。
ほんの20年前の60歳と現代(執筆時2008年)の60歳では「鮮度」が違うなどと言っては叱られますが、実際、元気さ・活力において、後者の方が圧倒的に「若い」と思うことについては、誰も異論を唱えはしないでしょう。

50歳以上を「シニア」と呼ぶのなら、それは言い換えれば、さまざまなことを経験してきた「真のオトナ」ということになるでしょうか。

高齢者社会の到来が唱えられて、四半世紀になろうとしています。20から21へと世紀の壁を跨ぎ、戦争も大災害もない平和な日々を経て、想像以上の少子化の流れの中で、私たちは実際に予想された以上の過酷な、超逆ピラミッド式のグラフで表される高齢者社会の真っ只中にいま立っています。
50歳で区切れば、人口の半分近くが「シニア」となってしまう日もすぐ近くに来ています。
シニアのことを中心に物事を考えなければならなくなっている“現状”を、私たちは理解しなければならないのです。 

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