快適運転のために
あえて歩く??
シニアの交通事故で多いのが、体力低下からくる「ブレーキ踏み込みの弱さ」です。
要するに、足腰が弱くなっているのに、自分自身がそのことを自覚していないことからくるミスです。加齢・老齢のために肉体的な機能が低下したり、基礎体力が落ちるのは仕方のないことです。しかし、適度な運動により、その低下・減退速度を遅くしたり、筋力を強化したりすることは可能です。
そこで、あえて提言したいのが、「快適運転のための歩行訓練」です。
昭和天皇は、「活力の歩行」として、万歩計をつけて毎日7000歩以上歩くことを日課にされていました。それもあって長寿を実現できたのだといいます。人間は歩けなくなる(=足腰が弱る)のが一番老化を感じるようです。
車があるから、多少足腰が弱くなっても大丈夫、ではなく、「車を安全で快適に乗りこなしたいからこそ、足腰を鍛えなければならない」のです。
足腰がどうでもよくて車が運転できるのであれば、プロのレーサーたちは、ジムやトラックで体を鍛えたりせず、毎日毎日車の運転だけしていればいいわけですよね。彼らはレースのない日には、高速運転や耐久レースのために、どんなアスリートよりも過酷な運動を自分に課しているのです。
若年の健常者ですら、ひと月もまったく運動しないと、脚の筋肉は約20〜30%低下します。
高齢になるほど、筋力低下は顕著になります。少しずつでも日々の鍛錬が重要なのです。
朝晩、通勤や買い物のついでに、普段は電車で行くところを歩くだけでもいい。エスカレーターやエレベーターでなく階段を使うでもいいです。
気づくところから「歩く」を取り入れてみましょう。
